29年911カレラ スポーツクロノPKG、991後期ツインターボ オプション多数 法人ワンオーナー 2,3万Km 極上車 投稿日: 2021年7月10日2023年8月20日 投稿者: K's Auto Gallery ヤフオクへ 最高の911カレラ スポーツクロノパッケージ 正規ディーラー車が入庫致しました。もちろん修復歴なし、走行距離管理システムOKの極上低走行法人ワンオーナー車になります。当該出品車は弊社の大切なお客様(企業オーナー様)が新車から完全屋内ガレージにて大切に所有されていたお車で、今回は新車992カレラにお乗り換えのためのご売却になります。約300万円のオプションが装備されている希少な1台、主な概要としては「991後期」のためパワーユニットは直噴DOHCフラットシックス3Lツインターボで最高出力は前期NAモデル+20PSの370PS、後期モデルからPASMが標準搭載されております。オプション装備としましては、スポーツクロノパッケージ(QR5 ¥404,000-)、ポルシェダイナミックライトシステムPDLS(603 ¥128,000-)、パークアシスト(リバーシングカメラ付)(638 ¥290,000-)、チルト/スライド式電動ガラスサンルーフ(653 ¥409,000-)、20インチRSスパイダーデザインホイール(460 ¥584,000-)、電動格納式ドアミラー(748 ¥55,000-)、マルチファンクションヒーテッドステアリング(489 ¥85,000-)、シートヒーターフロント左右(342 ¥86,000-)、カラークレストホイールセンターキャップ(446 ¥30,000-)、カロッツエリア地デジTVチューナー、スポーツエグゾーストシステム、レッドブレーキキャリパー、フロアーマット、ボディコーティング、などになります。中でも991のエキゾーストシステムは①カレラ標準スポーツエグゾースト、②カレラS標準スポーツエグゾースト、③オプションスポーツエキゾーストシステムの3種が存在しますが、当該出品車に搭載されておりますのは最もスポーツ性が高い③(704,700-、クルーズコントロールシステム追加共)が「ディーラーにて新車時同時取付け納車」されております。 911カレラスポーツクロノパッケージ(オプション多数搭載車)法人ワンオーナー極上車 新型911カレラ(タイプ991)は2011年8月に正式発表、翌9月フランクフルトモーターショーで世界デビューを飾り、同年11月より日本での受注が開始されました。続いてカレラ4、911ターボ、と毎年上級モデルが順次発表され常に世界中から注目を集め続けていたのもまだ記憶に新しいところです。 991はポルシェ史上大きな転換期を迎えたモデルで、前期カレラでは3,436cc水平対向6気筒350PS自然吸気エンジンが搭載されていましたが、後期モデルカレラである今回出品車は、2,981cc水平対向6気筒ツインターボ370PSへと刷新されております。排気量が小さくなりながら最高出力・トルク共に増大しており更に燃費性能まで12%も向上するという、緻密なデジタル制御技術を要する現代のフラットシックス・パワーユニットへと昇華しております。そしてよく話題になりますが、ツインターボ化により911の魅力は失われてしまったのでしょうか・・・私見になりますがその答えはNOであると言えるでしょう。 1964年のデビュー以来かたくなに「自然吸気の水平対向6気筒」にこだわっていたポルシェ 911カレラ系のエンジンが、ついに今回出品車から「3Lのダウンサイジングターボ」に変更されました。このダウンサイジングターボ化は時代の要請であり、なおかつそれにより性能自体も全体に上がっているわけですが、昔ながらの911の味わいを愛好している人の一部からは「ターボ化された後期型はイマイチ好きじゃない……」という声が上がっているのも事実です。カミソリのごとくシャープなスロットルレスポンスは堕落していないか、目をつぶっていても911と判る独特のハスキーなエキゾーストノートは失われていないか・・・そんな心配はイグニッションキーをひねりエンジンに火が入った瞬間に「安堵」へと変わります。従来型から排気量が削られ、排気系には混合気充填装置であるターボチャージャーが2基加えられたため音量がわずかにダウンした印象は受けますが、いかにもメカニカルで独特なフラット6パワーユニットが奏でる音質は、ポルシェファンならずとも明らかに911の血統を正当に受け継いでいるものである事を瞬時に理解する事ができます。このニューエンジンの開発目的が「効率の改善」という現代の要請を受けたものであるのは間違いありませんが、それでもポルシェファクトリーの技術者は「ツインターボエンジンの開発で最も留意を払ったのは、従来と変わらずエモーショナルであることである」と断言しています。「スロットルオンから加給圧が上昇するまでのタイムラグは避けようがない」というターボエンジンの常識は、ポルシェが送り出したこの新世代ツインターボフラットシックスにはもはや当てはまりません。何の予備知識もなしにこのクルマのステアリングを握ったら、たとえ多くの経験を積んだベテランドライバーでも「ターボエンジン」とは思わないでしょう。つまり最高出力発生ポイントの6500rpmを過ぎても一切頭打ちする事なく、そのままレブリミットの7500rpmまで一気に回りきってしまう、それほどまでにこのエンジンは自然でシャープなレスポンスを実現しており、0-100km/h加速4秒台、最高速290km/hオーバーというスーパースポーツモデルのスペックを生まれながらにして備えているのです。 希少な完全屋内ガレージ保管ワンオーナー極上車、前オーナー様は992にお乗り換えのためのご売却です。 991モデルの最大の特徴は車体への大幅な軽量金属導入であり、これによって997との比較で剛性を高めながら何と60kgもの軽量化に成功しています。主にアルミニウム合金がドアやフロントからボンネットの外装など広範囲に用いられたため、ポルシェ自身が「軽量高剛性スチール・アルミハイブリッドシャーシ」とアナウンスしています。またセンタートンネル近辺には何とマグネシウム合金まで使用、997と比較してAピラーは寝かされヘッドライト間の距離も長くなり、ホイールベース及び全長も延長された事で全体的にワイド&ローの印象が強くなりましたが、実は全高はほとんど変化していません。そしてポルシェレース部門からの要求でホイールベースを延長しフロントトレッド幅も拡大、外観上はこれまで不評だったボクスターとの共通部品はなくなり現代的に刷新されましたが、最大幅(1,810mm)や空気抵抗係数(0.29)は先代997と共通スペックになります。レイアウト的にエンジン搭載位置は変更ありませんが、ホイールベースの大幅延長に伴い後輪の位置が変わった事で、ドライブシャフトとトランスミッションの角度がより好ましいものに修正されている点が特筆されるでしょう。標準ホイールは19インチですが、今回出品車では新車時から純正オプションの20インチRSスパイダーデザインホイール(オプション価格¥584,000-)が装着されています。前期モデルでオプションだったPASM(可変減衰力ダンパー)は、出品車(後期モデル)では更に4つの車高センサーが追加され前期モデルより制御精度が向上した新型を標準搭載、リヤエンジンフードを開けてもエンジン本体は見えずオイル交換や冷却水追加などのメンテナンス用開口部となり、電動可変リヤウイングは20%の軽量化を達成すると共に角度・面積共に拡大され更に効果的にダウンフォースを発生するようになりました。 極端に使用感の薄い完全禁煙極上インテリア 順次追加掲載して参りますので、最終までご確認のうえご検討の程よろしくお願い致します。 (2021年 7月 10日 18時 19分 追加) 乗り味として997と比較すると更にリヤの安定感が増しており、これはもはや癖のあるRRを意識させないくらいの好印象で、これまでの911とは完全に異なった「ワンランク上のハイパフォーマンスGTカー」を彷彿とさせる領域に到達していると表現する事ができるでしょう。そのためか「911らしくない」などと自動車評論家達が囁いておりますが、ホイールベースの大幅延長によって極端にピッチングが抑制され上質な乗り心地となった副産物として、矢のように突き進む直進安定性や超高速コーナーでのスタビリティが大幅に増大しており、この味付けが「ポルシェレーシングディヴィジョン」からのオーダーであった事を決して忘れてはなりません。そうです、これ等は全て911の古き良き伝統の上に幾重にも重なり合っており、「時代」に翻弄されながらも決して歴史を御座なりにする事なく正常進化を遂げてきた集大成である事は間違いありません。私たちポルシェ愛好家には、これからも911が変貌を遂げてゆく先に何が待ち受けているのかを見届ける責務が課されていると総ずるのは決してナンセンスではない筈です。 オプション装備の各種オペレーションスイッチ付きステアリング、スポーツエキゾーストスイッチ付きセンターコンソール、フロントラゲッジスペースやリヤエンジンフード周りをご確認下さい。 991の内装はセンターコンソールの両側にスイッチ類が並べられる「パナメーラに準じた手法」が用いられています。中央のタコメーター右にはVGAディスプレイが用意され、左右前後方向のGをはじめ様々な情報が表示されます。室内居住空間は、ホイールベースの延長に伴いレッグスペースが僅か6mm拡大したのみで997と同等ですが、唯一後部座席背面の荷物収納スペースが明らかに広くなっており、フロントトランクの容量はやや減少です。その他の特徴としては、燃費改善のため911としては初めてパワーステアリングを電動化、減速時集中的にバッテリー充電を行うエネルギー回生システムとアイドリングストップ機能を導入、運転席ペダル類のアーム断面積が拡大され剛性が高められており、エアコンオペレーションも左右独立温度調整式に変更されています。911初の電動可倒式サイドミラーも出品車にはオプション搭載されており、サンルーフもアウタースライド式となり先代よりも室内スペース確保に寄与、そしてそのサンルーフの状況(開度やチルトアップ状態)に連動してリヤスポイラーの角度と高さを最適位置に自動制御するシステムの採用には驚かされます。数々の新装備や高性能化が果たされ、後期モデル(今回出品車)では新世代3Lツインターボパワーユニットまで新搭載されましたが、2019年12月20日をもって生産を終了し992型へとそのバトンを渡し現在に至ります。 希少な純正オプションの20インチスパイダーデザインホイールをご確認下さい。わずかに小傷がございますが、弊社希望価格にてご落札下さったお客様には、無料サービスで専門業者による本格的なリペアーにより無傷新品状態に仕上げてお届けさせていただきます。 991の新型直噴エンジンは燃費向上のため冷却水の管理温度を従来の85℃から105℃へと高められており、室内メーターには常に90℃と表示されていますが、現実には95~115℃の範囲で管理冷却されています。管理温度が上昇すると更に冷却性能を高める必要があり、991では大容量化のためラジエーターを左右分割して前輪の前に配置しその裏側にエアコンのコンデンサーを設置、更にその後方に強力な吸出し式の電動ファンが左右各1基設けられています。そして連続スポーツ走行などの高負荷時にはエンジン保護のためサーモスタットを強制的に全開口し、その際の水温を85℃に下げる制御が設けられている点は「流石ポルシェ」と言えるでしょう。またホイールベース拡大に伴いエンジンとトランスミッションの角度が最適化された事により摩擦抵抗を低減し燃費を2%改善、100km走行するのに必要なガソリン量を、アイドリングストップで0.6L、エンジン・トランスミッションの温度管理とバッテリー回生システムで0.35L、PDKの空走システムで最大1L、電動パワーステアリングで0.1Lの削減に成功しています。またオイルポンプは997型を改良した可変容量式で、走行条件に合わせた吐出量を無段階調整制御するインテリジェントなシステムとなっています。 溜息が出るほど美しいボディラインを誇る唯一無二のエクステリアは、GTシリーズのアグレッシブかつレーシーな印象とは全く異なる伝統的エレガンスに満ち溢れている・・・と表現する事ができるのではないでしょうか。GTシリーズでもターボモデルでもなくカレラ・・・当該出品車を選択した貴兄は紛れもないポルシェパラノイアであると言えるでしょう。 順次追加掲載して参りますので、最終までご確認のうえ入札にご参加下さい。
911カレラスポーツクロノパッケージ(オプション多数搭載車)法人ワンオーナー極上車
新型911カレラ(タイプ991)は2011年8月に正式発表、翌9月フランクフルトモーターショーで世界デビューを飾り、同年11月より日本での受注が開始されました。続いてカレラ4、911ターボ、と毎年上級モデルが順次発表され常に世界中から注目を集め続けていたのもまだ記憶に新しいところです。
991はポルシェ史上大きな転換期を迎えたモデルで、前期カレラでは3,436cc水平対向6気筒350PS自然吸気エンジンが搭載されていましたが、後期モデルカレラである今回出品車は、2,981cc水平対向6気筒ツインターボ370PSへと刷新されております。排気量が小さくなりながら最高出力・トルク共に増大しており更に燃費性能まで12%も向上するという、緻密なデジタル制御技術を要する現代のフラットシックス・パワーユニットへと昇華しております。そしてよく話題になりますが、ツインターボ化により911の魅力は失われてしまったのでしょうか・・・私見になりますがその答えはNOであると言えるでしょう。
1964年のデビュー以来かたくなに「自然吸気の水平対向6気筒」にこだわっていたポルシェ 911カレラ系のエンジンが、ついに今回出品車から「3Lのダウンサイジングターボ」に変更されました。このダウンサイジングターボ化は時代の要請であり、なおかつそれにより性能自体も全体に上がっているわけですが、昔ながらの911の味わいを愛好している人の一部からは「ターボ化された後期型はイマイチ好きじゃない……」という声が上がっているのも事実です。カミソリのごとくシャープなスロットルレスポンスは堕落していないか、目をつぶっていても911と判る独特のハスキーなエキゾーストノートは失われていないか・・・そんな心配はイグニッションキーをひねりエンジンに火が入った瞬間に「安堵」へと変わります。従来型から排気量が削られ、排気系には混合気充填装置であるターボチャージャーが2基加えられたため音量がわずかにダウンした印象は受けますが、いかにもメカニカルで独特なフラット6パワーユニットが奏でる音質は、ポルシェファンならずとも明らかに911の血統を正当に受け継いでいるものである事を瞬時に理解する事ができます。このニューエンジンの開発目的が「効率の改善」という現代の要請を受けたものであるのは間違いありませんが、それでもポルシェファクトリーの技術者は「ツインターボエンジンの開発で最も留意を払ったのは、従来と変わらずエモーショナルであることである」と断言しています。「スロットルオンから加給圧が上昇するまでのタイムラグは避けようがない」というターボエンジンの常識は、ポルシェが送り出したこの新世代ツインターボフラットシックスにはもはや当てはまりません。何の予備知識もなしにこのクルマのステアリングを握ったら、たとえ多くの経験を積んだベテランドライバーでも「ターボエンジン」とは思わないでしょう。つまり最高出力発生ポイントの6500rpmを過ぎても一切頭打ちする事なく、そのままレブリミットの7500rpmまで一気に回りきってしまう、それほどまでにこのエンジンは自然でシャープなレスポンスを実現しており、0-100km/h加速4秒台、最高速290km/hオーバーというスーパースポーツモデルのスペックを生まれながらにして備えているのです。
希少な完全屋内ガレージ保管ワンオーナー極上車、前オーナー様は992にお乗り換えのためのご売却です。
991モデルの最大の特徴は車体への大幅な軽量金属導入であり、これによって997との比較で剛性を高めながら何と60kgもの軽量化に成功しています。主にアルミニウム合金がドアやフロントからボンネットの外装など広範囲に用いられたため、ポルシェ自身が「軽量高剛性スチール・アルミハイブリッドシャーシ」とアナウンスしています。またセンタートンネル近辺には何とマグネシウム合金まで使用、997と比較してAピラーは寝かされヘッドライト間の距離も長くなり、ホイールベース及び全長も延長された事で全体的にワイド&ローの印象が強くなりましたが、実は全高はほとんど変化していません。そしてポルシェレース部門からの要求でホイールベースを延長しフロントトレッド幅も拡大、外観上はこれまで不評だったボクスターとの共通部品はなくなり現代的に刷新されましたが、最大幅(1,810mm)や空気抵抗係数(0.29)は先代997と共通スペックになります。レイアウト的にエンジン搭載位置は変更ありませんが、ホイールベースの大幅延長に伴い後輪の位置が変わった事で、ドライブシャフトとトランスミッションの角度がより好ましいものに修正されている点が特筆されるでしょう。標準ホイールは19インチですが、今回出品車では新車時から純正オプションの20インチRSスパイダーデザインホイール(オプション価格¥584,000-)が装着されています。前期モデルでオプションだったPASM(可変減衰力ダンパー)は、出品車(後期モデル)では更に4つの車高センサーが追加され前期モデルより制御精度が向上した新型を標準搭載、リヤエンジンフードを開けてもエンジン本体は見えずオイル交換や冷却水追加などのメンテナンス用開口部となり、電動可変リヤウイングは20%の軽量化を達成すると共に角度・面積共に拡大され更に効果的にダウンフォースを発生するようになりました。
極端に使用感の薄い完全禁煙極上インテリア
順次追加掲載して参りますので、最終までご確認のうえご検討の程よろしくお願い致します。
(2021年 7月 10日 18時 19分 追加)
乗り味として997と比較すると更にリヤの安定感が増しており、これはもはや癖のあるRRを意識させないくらいの好印象で、これまでの911とは完全に異なった「ワンランク上のハイパフォーマンスGTカー」を彷彿とさせる領域に到達していると表現する事ができるでしょう。そのためか「911らしくない」などと自動車評論家達が囁いておりますが、ホイールベースの大幅延長によって極端にピッチングが抑制され上質な乗り心地となった副産物として、矢のように突き進む直進安定性や超高速コーナーでのスタビリティが大幅に増大しており、この味付けが「ポルシェレーシングディヴィジョン」からのオーダーであった事を決して忘れてはなりません。そうです、これ等は全て911の古き良き伝統の上に幾重にも重なり合っており、「時代」に翻弄されながらも決して歴史を御座なりにする事なく正常進化を遂げてきた集大成である事は間違いありません。私たちポルシェ愛好家には、これからも911が変貌を遂げてゆく先に何が待ち受けているのかを見届ける責務が課されていると総ずるのは決してナンセンスではない筈です。
オプション装備の各種オペレーションスイッチ付きステアリング、スポーツエキゾーストスイッチ付きセンターコンソール、フロントラゲッジスペースやリヤエンジンフード周りをご確認下さい。
991の内装はセンターコンソールの両側にスイッチ類が並べられる「パナメーラに準じた手法」が用いられています。中央のタコメーター右にはVGAディスプレイが用意され、左右前後方向のGをはじめ様々な情報が表示されます。室内居住空間は、ホイールベースの延長に伴いレッグスペースが僅か6mm拡大したのみで997と同等ですが、唯一後部座席背面の荷物収納スペースが明らかに広くなっており、フロントトランクの容量はやや減少です。その他の特徴としては、燃費改善のため911としては初めてパワーステアリングを電動化、減速時集中的にバッテリー充電を行うエネルギー回生システムとアイドリングストップ機能を導入、運転席ペダル類のアーム断面積が拡大され剛性が高められており、エアコンオペレーションも左右独立温度調整式に変更されています。911初の電動可倒式サイドミラーも出品車にはオプション搭載されており、サンルーフもアウタースライド式となり先代よりも室内スペース確保に寄与、そしてそのサンルーフの状況(開度やチルトアップ状態)に連動してリヤスポイラーの角度と高さを最適位置に自動制御するシステムの採用には驚かされます。数々の新装備や高性能化が果たされ、後期モデル(今回出品車)では新世代3Lツインターボパワーユニットまで新搭載されましたが、2019年12月20日をもって生産を終了し992型へとそのバトンを渡し現在に至ります。
希少な純正オプションの20インチスパイダーデザインホイールをご確認下さい。わずかに小傷がございますが、弊社希望価格にてご落札下さったお客様には、無料サービスで専門業者による本格的なリペアーにより無傷新品状態に仕上げてお届けさせていただきます。
991の新型直噴エンジンは燃費向上のため冷却水の管理温度を従来の85℃から105℃へと高められており、室内メーターには常に90℃と表示されていますが、現実には95~115℃の範囲で管理冷却されています。管理温度が上昇すると更に冷却性能を高める必要があり、991では大容量化のためラジエーターを左右分割して前輪の前に配置しその裏側にエアコンのコンデンサーを設置、更にその後方に強力な吸出し式の電動ファンが左右各1基設けられています。そして連続スポーツ走行などの高負荷時にはエンジン保護のためサーモスタットを強制的に全開口し、その際の水温を85℃に下げる制御が設けられている点は「流石ポルシェ」と言えるでしょう。またホイールベース拡大に伴いエンジンとトランスミッションの角度が最適化された事により摩擦抵抗を低減し燃費を2%改善、100km走行するのに必要なガソリン量を、アイドリングストップで0.6L、エンジン・トランスミッションの温度管理とバッテリー回生システムで0.35L、PDKの空走システムで最大1L、電動パワーステアリングで0.1Lの削減に成功しています。またオイルポンプは997型を改良した可変容量式で、走行条件に合わせた吐出量を無段階調整制御するインテリジェントなシステムとなっています。
溜息が出るほど美しいボディラインを誇る唯一無二のエクステリアは、GTシリーズのアグレッシブかつレーシーな印象とは全く異なる伝統的エレガンスに満ち溢れている・・・と表現する事ができるのではないでしょうか。GTシリーズでもターボモデルでもなくカレラ・・・当該出品車を選択した貴兄は紛れもないポルシェパラノイアであると言えるでしょう。
順次追加掲載して参りますので、最終までご確認のうえ入札にご参加下さい。